ブログの方向性がようやく見えてきたのに、いざ書こうとすると手が止まってしまう。
そんな経験はないでしょうか。
自分もまさにそのタイプでした。
方向性を決めて「よし、これでいける」と思ったのに、最初の1記事を書くまでに何日もかかってしまったんです。
理由はシンプルで、「書く環境」と「時間」と「ネタ」が整っていなかったからです。
ブログを再スタートする前に大切なのは、記事を書く前の“準備”です。
方向性が決まったあとにやるべきことを整理しておくと、再び迷うことなく前に進めます。
この記事では、自分自身が何度も挫折した経験を踏まえて、再挑戦のときにやってよかった3つの準備を紹介します。
書くことが苦手だった自分が、メンターに出会い、少しずつ成果を出せるようになったきっかけでもあります。
もしあなたが「また途中で止まるのでは」と不安に思っているなら、この記事がきっと役立つはずです。
方向性が決まった後の行動計画① 執筆環境を整える

最初にやるべきは、記事を書くための“環境づくり”です。
これは想像以上に大事なポイントです。
自分が最初に失敗したのは、WordPressの画面がごちゃごちゃしていたことでした。
不要なプラグインをいくつも入れて、テーマも何度も変えていました。
気づけば記事を書く時間より、デザインをいじる時間のほうが長くなっていたんです。
「もっと見やすくしたい」「おしゃれなサイトにしたい」――そうやって細部にこだわるうちに、肝心の記事が進まなくなる。
これが典型的な“デザイン迷子”のパターンでした。
WordPressの整理で「書くための画面」を作る
メンターに最初に言われたのは、「まずWordPressの管理画面をシンプルにしよう」ということでした。
当時の自分は、SEO系・デザイン系・分析系と、役割の被ったプラグインをいくつも入れていました。
結果、ダッシュボードを開くたびに通知が並び、どこから手をつけていいか分からなくなる。
まるで作業机の上に資料が山積みになっているような状態でした。
思い切って不要なプラグインを削除し、最低限の機能だけにした瞬間、気持ちが軽くなったのを覚えています。
使うテーマもひとつに固定し、フォントやカラーも一度決めたら触らないようにしました。
これをやっただけで、1日のうち「設定で迷う時間」がゼロになったんです。
デザインが整うと満足感がありますが、記事が増えないと意味がありません。
再スタートの時期こそ、見た目より“書きやすさ”を最優先にしたほうが確実に前へ進めます。
テンプレート化で「書き出しの壁」をなくす
もうひとつ、執筆環境を整えるうえで欠かせないのが“下書きテンプレート”です。
自分はもともと書くことが苦手で、記事を書くたびに「どこから始めよう」と考え込み、最初の一文に30分かかることもありました。
そんなときメンターに教わったのが、「構成をテンプレート化しよう」という方法です。
タイトル、導入文、見出し、まとめ――この流れをあらかじめWordPressの下書きにセットしておく。
書くたびに同じフォーマットが表示されるようにしておくと、スタートの心理的ハードルが一気に下がります。
たとえば自分は、「導入文の段階で読者の悩みを書く」「H2ごとに体験を一つ入れる」というような自分ルールをテンプレートに書き込みました。
結果として、記事の質もブレにくくなり、毎回の執筆がスムーズになりました。
このテンプレートを使うようになってから、執筆スピードは倍になりました。
何よりも、「今日は何から書こう」と悩む時間がなくなったのが大きかったです。
今ではテンプレートが、自分にとって“もう一人の編集者”のような存在になっています。
「整った空間」が集中力を呼び戻す
執筆環境を整えるというと、WordPressの設定だけを思い浮かべるかもしれませんが、実は物理的な空間も大きな影響を与えます。
自分は以前、リビングの片隅でノートパソコンを開いて作業していました。
家族の声やテレビの音が気になって、なかなか集中できませんでした。
そこで思い切って、デスク周りを“執筆専用スペース”に変えました。
机の上にはノートとパソコン以外何も置かない。照明を少し暖かい色にして、音楽はかけない。
たったそれだけで、驚くほど集中できるようになったんです。
「文章を書く時間=整った空間に座る時間」と決めると、自然とスイッチが入ります。
集中できる環境を自分で設計すること。それが、継続を支える裏側の力になると感じています。
執筆環境を整えるとは、単にきれいに片づけることではありません。
書くための判断を減らし、迷いを最小限にすること。
それが、再スタートをスムーズに進めるための第一歩だと思います。
方向性が決まった後の行動計画② 1週間のブログ時間をスケジュール化する



環境を整えたら、次に考えるのは「時間の使い方」です。
自分が挫折していた頃は、気分が乗ったときだけ書いていました。
結果として、1週間で1記事も書けないことがよくありました。
メンターに出会ってから教わったのは、「毎日書かなくてもいい。ただし、ブログに“座る時間”を決めよう」という考え方でした。
つまり、書けるかどうかよりも、まず“書くために座ること”を習慣化する。
これが意外と効果的でした。
自分は最初、夜10時から1時間をブログの時間にしました。
疲れている日は10分だけパソコンを開く。
それでも「座った」という事実が積み上がっていくことで、徐々に書くことが日常の一部になっていったんです。
書く時間より「座る時間」を習慣にする
多くの人は「時間がない」と感じています。
けれど本当に“時間がない”わけではなく、“決めていない”だけのことが多いんです。
自分もそうでした。
書くタイミングを決めていないから、結局スマホを見たり、SNSを開いたりして一日が終わる。
メンターに「とにかく座れ」と言われたときは、正直ピンときませんでした。
でも実際にやってみると、これはものすごく現実的な方法でした。
10分でも20分でもいい。
机に向かうことを“合図”にするだけで、書くスイッチが入ります。
自分の場合、夜10時にパソコンを開くと自然と「ブログの時間が始まった」と体が反応するようになりました。
これは筋トレと同じで、最初はしんどいけれど、慣れると“やらない方が落ち着かない”状態になる。
習慣というのは意志ではなく“リズム”で作られる。
そう実感しました。
「書けない日」は“学ぶ日”に切り替える
昔の自分は、「今日は書けなかった」と落ち込むタイプでした。
でも、ブログは“書く”だけが前進ではありません。
メンターに「書けない日こそ、学ぶ日にしよう」と言われてから、視点がガラッと変わりました。
たとえば書けない日に、SEOの動画を1本見る。
他のブロガーの記事を分析する。
あるいは自分の過去記事を読み返して、修正点をメモする。
これも立派な“積み上げ”です。
実際、自分はこの「学ぶ日」に得た気づきが、次の記事のアイデアになることが多かったです。
特に印象に残っているのは、YouTubeで“導入文の書き方”を学んだ夜。
それを翌日に試してみたら、今まで書くのに2時間かかっていた導入が30分で書けるようになりました。
「書けなかった日」が「次につながる日」に変わった瞬間でした。
だからこそ、書けない日を「無駄にした」と思わないでほしいです。
むしろ、学ぶ時間を確保することで、ブログ全体のレベルが一段上がっていきます。
1週間で“自分だけのリズム”を作る
自分は最初の1ヶ月間、試行錯誤しながらスケジュールを作りました。
最初は「毎日書く」と意気込んでいましたが、3日で挫折。
そのあと「週3回だけ書く」に変えたら、驚くほど続けられるようになりました。
月曜・木曜・土曜を執筆日、それ以外はネタ探しや構成を考える日に設定。
すると1週間の中で“波”が生まれて、無理なく進められるようになりました。
人によっては朝が集中できるかもしれませんし、夜のほうが落ち着く人もいるでしょう。
大切なのは、他人のペースを真似しないことです。
自分が守れるリズムを決め、それを“固定スケジュール”として扱う。
自分の感覚では、1週間のうちに「書く」「学ぶ」「休む」をうまく配置すると、精神的にも余裕が生まれます。
たとえ1日サボっても、次のリズムで立て直せる。
そうなると、挫折とはほぼ無縁になります。
再スタートするときは、完璧を目指すより“途切れない仕組み”を作ること。
自分が守れるリズムを見つけた瞬間から、ブログは急に続けやすくなります。
方向性が決まった後の行動計画③ 記事ネタストックを10個作る



そして最後に必要なのが、記事ネタのストックです。
これは自分が再スタートのときに、いちばん効果を感じた準備でした。
最初の頃は、「ネタが思いつかない」と悩んでいました。
方向性は決まっていても、具体的に何を書けばいいのか分からない。
そんなときメンターに言われたのが、「誰の」「どんな悩み」を解決する記事を書こう、というアドバイスでした。
ネタ出し①:自分の過去の悩みを書き出す
最初にやってほしいのは、「過去の自分が悩んでいたこと」を洗い出すことです。
たとえば、ブログを始めた頃に
- 続かなくて落ち込んだ
- PVが伸びずに焦った
- 方向性が分からなくて迷走した
そんな経験があるはずです。
実は、それこそが一番価値のあるネタなんです。
「昔の自分=今の読者」。
だから、当時の悩みをそのまま書けば、自然と誰かの役に立つ記事になります。
自分も最初の10記事は、全部“過去の失敗談”から作りました。
ネタが浮かばないときこそ、「昔どんなことで悩んでいたっけ?」とノートに書き出すと、思いのほかスラスラ出てきます。
ネタ出し②:検索サジェストを使う
次におすすめなのが、Googleのサジェストを使う方法。
検索欄に「ブログ 書けない」「ブログ 続かない」など、テーマに関するキーワードを入れてみてください。
すると下に関連語がズラッと出てきます。これが、リアルに検索されている“悩みの生データ”です。
自分はこれを全部スクショして、ネタメモとして保管していました。
そこから「ブログ書けない やる気が出ない」→「モチベ維持のコツ」という記事を作る、という流れです。
つまり、検索結果を“悩みリスト”として見るのがコツです。
ネタ出し③:SNSでリアルな声を拾う
もう一つ効果的なのが、X(旧Twitter)やThreadsなどのSNS検索。
「ブログ 書けない」で検索すると、
- 「もう3日も更新してない…」
- 「モチベが保てない」
といったリアルな投稿が並びます。
こういう投稿は、実際の“今の悩み”なので超貴重。
自分がその人に声をかけるように、「こうすれば続けられるよ」と記事で答えるイメージで書くと、読者に刺さる内容になります。
ネタを10個ストックしたあとのコツ
ネタを10個作ったら、それを“リスト化”しておきましょう。
自分は「Googleスプレッドシート」に
| ネタタイトル | 想定読者 | 解決ポイント | メモ |
|---|---|---|---|
| ブログが続かないときの対処法 | 再挑戦ブロガー | 時間の使い方を決める | 実体験多め |
…という形で管理しています。
こうしておくと、書くたびに「次はこれ」とすぐ着手できて、迷う時間がゼロになります。
まとめ
再スタートのとき、多くの人は「完璧な1記事を仕上げよう」と気合を入れます。
でも自分は、最初から完璧を狙う必要はないと思っています。
むしろ「整った状態で始める」ほうが大事です。
- 執筆環境を整えて、迷わず書ける状態を作る。
- 時間のリズムを決めて、途切れない仕組みを作る。
- 記事ネタをストックして、次に何を書くかを明確にする。
この3つがそろえば、行動は止まりません。
実際、自分もこの準備をしてからは、「今日は何をすればいいか」が明確になり、自然と手が動くようになりました。
いきなり記事を書かなくても大丈夫です。
焦らずに“整える時間”を取ること。それが結果的に、最短で成長する近道になるはずです。
もし今、「また途中でやめてしまうかも」と不安に思っているなら、今日できる準備をひとつだけでも始めてみてください。
自分もそこからすべてが変わりました。
準備が整えば、再スタートは怖くありません。
ブログは、何度でも立ち上がれる世界です。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^
内部リンク(おすすめ3本)
① ブログの方向性が決まらない時の3つの視点
② 挫折しないブログ環境を整える方法
③ プラグインを絞る理由とおすすめ5選
「ブログ再挑戦者のための挫折しないマインド5選」をLINEで配布しています。
最初の一歩を踏み出すきっかけにしてもらえたら嬉しいです。






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