ブログに再挑戦したいと考えたとき、真っ先にぶつかるのが「どのサービスを使うか」という問題です。
無料ブログで気軽に始めるか、それともWordPressに挑戦するか。
この選択を間違えると、再び挫折の道をたどるかもしれません。
実は自分も何度も失敗しました。
数えてみたらブログを立ち上げては閉じることを5回以上繰り返していて、そのたびに「今度こそ続けるぞ」と決意していました。
でも、現実は記事が3つか4つで止まってしまう。
そんな経験を重ねるうちに、ようやく「無料ブログとWordPress、それぞれの向き不向き」が見えてきたんです。
今回はその体験も交えながら、再挑戦者にとってどちらがベストなのかを掘り下げてみます。
無料ブログのメリットと注意点
無料ブログの魅力は、やっぱり始めやすさにあります。
登録してすぐ記事を書けるし、難しい知識は不要です。
無料ブログは始めやすさが最大の強み
最初に手を出したのはライブドアブログでした。
とにかく記事を書くだけでページが形になるのが面白くて、最初の1か月は勢いで20記事くらい書きました。
ある日、検索から偶然アクセスが入って「知らない誰かが自分の記事を読んでくれたんだ」と気づいた瞬間、妙にうれしかったのを今でも覚えています。
その頃は、文章の上手い下手なんて気にせず、とにかく書くことが楽しかったんです。
パソコンに向かうだけで「自分は何かを発信している」という満足感がありました。
これこそ無料ブログの良さだと思います。
ただ、続けていくうちに気になる点も出てきました。
記事の上下に勝手に挿入される広告、テンプレートの自由度の低さ、そして収益化の制限。
書けば書くほど「このままでいいのか」という疑問が膨らんできて、結局やめてしまいました。
無料ブログは気軽な分、自由度に限界がある
はてなブログも試しました。
あそこはコミュニティが強く、記事を投稿すると「はてなスター」やコメントがすぐに付いて、誰かが読んでいる実感を得やすいんです。
最初のモチベーション維持には最適でした。
でもSEOでの伸びを狙うと厳しかった。
記事を30本書いても、検索からのアクセスは微々たるものでした。
分析しようにも細かいデータは取れず、改善のしようがない。
気づけば「いいねの数」ばかり気にするようになり、方向性を見失ってしまいました。
趣味で続けるなら楽しいけれど、本気で収益化を目指すなら物足りない。
そんな感覚を味わったのは、はてなブログが初めてでした。
WordPressのメリットと注意点
次に挑戦したのがWordPressです。
本気で取り組むならこれだろうと、多くのブロガーが勧めていたので飛び込みました。
WordPressは自由度が高く、資産になる
独自ドメインを取得して、サーバーを契約して、自分だけのブログを立ち上げたときの感覚は格別でした。
「これはもう自分のメディアだ」と思えた瞬間、妙な高揚感がありました。
最初のうちはテーマ選びやプラグインの設定に時間を取られましたが、それさえ終われば記事を書く環境は整います。
そして大きかったのは、Googleアドセンスの審査に通ったときです。
数年前、アドセンスから「合格」の通知メールを受け取ったときの喜びは言葉にできませんでした。
無料ブログでは不可能だった「自分で広告を選んで収益を得る」という仕組みが、ようやく現実になったのです。
その後、初めて100円の収益が発生したときも鮮明に覚えています。
自販機のコーヒー1本分だけど、ゼロから生み出したお金の重みは大きかった。
あれがあったからこそ「まだ続けてみよう」と思えました。
WordPressは設定や維持管理でつまずきやすい
もちろん、いいことばかりではありません。
サーバーの契約更新を忘れてブログが表示されなくなったこともあります。
SSL化の設定がうまくいかず、ブラウザに「保護されていない通信」と表示されて焦ったこともありました。
一番つらかったのは、記事を書く前にデザインや機能の調整にこだわりすぎて、肝心の執筆時間がなくなってしまったことです。
「完璧なブログを作ってから公開したい」と思っていたら、1か月経っても記事が3本しか書けず、結局モチベーションが尽きました。
WordPressの自由度の高さは魅力ですが、同時に「沼」にもなるんだと痛感しました。
無料ブログ vs WordPress:再挑戦者におすすめなのはどっち?
項目 | 無料ブログ | WordPress |
---|---|---|
初期費用 | 無料で始められる | サーバー代・ドメイン代が必要 |
始めやすさ | 登録してすぐ記事を書ける | 設定やカスタマイズが必要でハードルが高い |
デザインの自由度 | テンプレートから選ぶ程度で制限あり | テーマやCSSで自由にカスタマイズ可能 |
広告・収益化 | サービス側の広告が表示される/制限あり | 自分で自由に広告を貼れる/収益化しやすい |
SEO(検索流入) | ドメインの力はあるがカスタマイズ制限で伸ばしにくい | 自分次第で強化でき、長期的に検索流入が見込める |
維持管理 | 運営会社が管理してくれるので安心 | 自分で更新・セキュリティ対策が必要 |
モチベーション維持 | コミュニティ性があり「読まれる実感」を得やすい | 収益やアクセス解析を通じて成長を実感できる |
向いている人 | 書く習慣を取り戻したい人/気軽に始めたい人 | 本気で成果を出したい人/副業や資産化を狙う人 |
結論を言うと、「どちらも正解」だと思います。
ただし、再挑戦する目的や自分の状況によって選び方が変わります。
気軽に再挑戦したいなら無料ブログ
もし「とりあえず書く習慣を取り戻したい」と思うなら、無料ブログが最適です。
自分も何度目かの再挑戦のとき、まずははてなブログに戻って数記事書いてみました。
書くハードルが低いからこそ、日常のちょっとした出来事でも記事にできる。
それで「文章を書くのがやっぱり好きだ」と思い出すことができました。
ただ、気をつけたいのは「無料ブログだけで終わらせない」こと。
リハビリとして使ったら、慣れてきたタイミングでWordPressに移行するのが理想的です。
長期的に成果を出したいならWordPress
「今回は収益を目指したい」「副業としてブログを育てたい」という人には、最初からWordPressをおすすめします。
確かに設定は難しいですが、一度形にすればあとは記事を積み重ねるだけです。
自分もWordPressでアクセス解析を見ながら記事を改善していく過程で、「どうすれば読まれるのか」を肌で理解できるようになりました。
記事が検索の1ページ目に載ったときの達成感は、無料ブログでは得られなかった経験です。
再挑戦だからこそ必要な視点
一度でも挫折した経験がある人は、完璧を求めすぎない方がいいと思います。
自分も「デザインを整えてから記事を書こう」「SEOを勉強してから始めよう」と考えすぎて、スタートが遅れてしまったことが何度もありました。
再挑戦のコツは、とにかく小さく始めること。
無料ブログで数記事書いて感覚を取り戻してもいいし、WordPressで最低限の設定を済ませて「まずは書くことに集中する」と決めてもいい。
どちらでもいいんです。
大切なのは「続けながら改善する」という姿勢でしょう。
まとめ
無料ブログとWordPress、どちらにもメリットとデメリットがあります。
気軽に始めたいなら無料ブログ、本気で成果を狙うならWordPress。
答えはシンプルですが、実際に続けるのは簡単ではありません。
自分は何度も挫折しましたが、そのたびに「また書きたい」という気持ちに戻ってきました。
書くことが好きだからこそ、失敗しても再挑戦できたのだと思います。
もしこの記事を読んでいる人が「またやってみようかな」と思っているなら、完璧を求めずに小さな一歩を踏み出してみてください。
その一歩が、未来の大きな成果につながるかもしれません。
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