ブログ初心者が最初に悩むのが「どのレンタルサーバーを選べばいいのか?」という問題です。
格安プランに惹かれて契約したものの、思わぬトラブルで作業が止まってしまったり、運営が続かなくなったりする人を何人も見てきました。
この記事では、再挑戦する人でも失敗しないように、実体験を交えながら選び方の基準を掘り下げていきます。
読み終わったときには「これなら契約しても大丈夫そう」と思えるはずです。
なぜレンタルサーバー選びで失敗するのか

レンタルサーバー選びで失敗してしまう人には、いくつか共通点があります。
中でも多いのが「値段で決める」「なんとなく人気そうだから選ぶ」「先のことを考えていない」という3つです。
ここでは、それぞれの落とし穴をもう少し掘り下げてみましょう。
値段の安さだけで判断してしまう
最初のうちは、なるべく出費を抑えたいという気持ちが強くなります。
私も最初は「月500円で使えるなら十分だろう」と思って、格安プランを契約しました。
でも、実際に使ってみるとサイトの読み込みが遅く、ちょっとアクセスが集中すると管理画面すら開けなくなるほど不安定でした。
「安い=悪い」とは言い切れませんが、レンタルサーバーは価格と品質がかなり比例します。
サーバーの性能、回線の安定度、そしてサポート対応。
どれも運営コストに直結するため、安すぎるプランではそこに限界があるのが現実です。
安さを優先するのは悪いことではありませんが、「遅くても気にしない」「練習用だから問題ない」と割り切れる人向けだと思っておいた方がいいでしょう。
スペック過剰なプランを選んでしまう
逆に、「将来のために上位プランを選んでおこう」と思って高機能なサーバーを契約する人もいます。
私も2回目のサーバー選びでこのパターンにはまりました。
アクセスがほとんどない段階から月3000円以上のプランにしてみたものの、使っている機能はWordPressとメールだけ。
容量も全然減らない。結果的に、使い切れないリソースにお金を払っていたんです。
もちろん、成長を見据えるのは大事ですが、ほとんどのサーバーは途中で上位プランに変更できます。
最初は必要最低限のプランで始めて、アクセスが増えてきたらグレードアップするのが無駄のない進め方です。
自分の運営スタイルを決めずに選ぶ
実は、ここが一番のポイントです。
レンタルサーバーは「どんなブログを運営したいか」で最適な選択が変わります。
たとえば、趣味ブログとして月数本の記事を更新する程度なら、コスパ重視のサーバーでも問題ありません。
でも、アフィリエイトで本格的に収益を狙うなら、SEOの観点からも表示速度や安定性は無視できません。
さらに、画像や動画を多く扱うサイトなら、ストレージ容量や転送量の上限も大事です。
つまり「自分が何を重視するか」を整理してから選ばないと、どんなサーバーでも“外れ”に感じてしまうんです。
ここを決めずに契約すると、後から「なんか使いづらい」「思ったより遅い」と感じて乗り換える羽目になります。
情報を鵜呑みにしてしまう
もう一つよくあるのが、「おすすめサイトで上位にあったから」とか「口コミが良かったから」という理由で決めてしまうパターン。
もちろん口コミは参考になりますが、運営者の目的やスキルが違えば、感じ方も全然違います。
例えば、ある人は「表示速度が速い」と絶賛していても、その人のサイト構成や画像の軽さによって結果が変わることもあります。
自分の使い方を踏まえて判断しないと、実際に使ってみたときにギャップを感じてしまうんです。
できれば、契約前にトライアル期間を使って、自分のブログを1記事だけ置いてみるといいです。
操作感やスピードを体感してから決めると、失敗の確率がぐっと下がります。
失敗しないためのチェックポイント



サーバー選びを成功させるには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
値段や容量だけで比較しても、実際に使い始めると「思ってたのと違う…」となることが多いんですよね。
ここでは、実際に使ってみて「ここは見逃すと後悔する」と感じた項目を紹介します。
表示速度は快適か
サイトの表示速度は、読者の滞在時間やSEOに直結します。1〜2秒の遅延でも、読者はすぐ離脱してしまいます。
私も以前、安いサーバーで運営していたときは、トップページが開くまで5秒以上かかることもありました。
その結果、検索順位も下がり、アクセス数が半減…。
表示速度の速いサーバーを選ぶだけで、同じ記事でもPVが増えるというのはよくある話です。
チェック方法としては、公式サイトの「LiteSpeed」や「高速SSD」などの記載を確認したり、実際の口コミで「速い」「重い」といった感想を見るのが有効です。
サポート体制が整っているか
初心者こそ、サポートの質を重視すべきです。
最初のうちは「SSLって何?」「WordPressのインストールができない」など、小さなトラブルが必ず起きます。
そんなときにすぐ相談できるチャットや電話サポートがあるかどうかで、ストレスの度合いがまったく違います。
私が助かったのは、深夜でもチャット対応してくれるサーバーを選んだこと。
夜に作業することが多いので、エラーが出てもすぐ相談できて安心でした。
返信が早いサポートは、結果的にブログ継続のモチベーションにもつながります。
WordPressとの相性はどうか
最近はほとんどの人がWordPressを使いますが、サーバーによっては相性が悪く、エラーや動作遅延が起きることがあります。
特に初心者は、WordPressをワンクリックでインストールできる機能があるかを必ずチェックしましょう。
たとえばエックスサーバーやConoHa WINGなどは、WordPress特化型の環境が整っていて、初期設定の手間が少ないのが魅力です。
逆に設定をすべて手動でやるタイプのサーバーは、初心者にはかなりハードルが高いです。
料金とスペックのバランスを見極める
「安さ」だけに飛びつかず、「どこまで使うか」を見極めるのがポイントです。
アクセス数が少ないうちは安いプランでも十分ですが、成長してきたときに上位プランへスムーズに移行できるサーバーを選ぶと安心です。
実際、最初から高機能なプランを契約しても、使わなければ宝の持ち腐れ。
逆に安すぎるプランで動作が重いと、結局乗り換え費用がかかってしまうこともあります。
最初は「標準プラン」で始めて、必要に応じてアップグレードできる柔軟性のあるサーバーを選ぶのが現実的です。
実績と信頼性があるか
長年運営されているサーバー会社は、安定性が高く、トラブル対応のノウハウも豊富です。
突然サービス終了するようなマイナー会社を選んでしまうと、ブログデータが消えるリスクも。
私も過去に一度、格安サーバーの突然の終了で慌ててデータを移行した経験があります。
バックアップを取っていなかったので、記事を一部失ってしまいました。
だからこそ「実績がある」「ユーザーが多い」サーバーを選ぶことが、結果的に一番の安心につながります。
初心者におすすめのレンタルサーバー
| サーバー名 | 特徴 | 月額料金(目安) | 表示速度 | サポート体制 | 初心者おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| エックスサーバー(XSERVER) | 国内シェアNo.1。安定性・速度・サポートの3拍子がそろう定番 | 約990円~ | ◎ 高速で安定 | ◎ 24時間メール・チャット対応 | ★★★★★ |
| ConoHa WING(コノハウィング) | 表示速度が非常に速く、管理画面がシンプル。ドメイン無料特典も多い | 約970円~ | ◎ 非常に速い | ○ チャット・メール対応 | ★★★★☆ |
| mixhost(ミックスホスト) | 高速処理と柔軟性に強み。幅広いジャンルに対応し自由度が高い | 約880円~ | ◎ 高速処理に強い | ○ メール中心 | ★★★★☆ |
| ロリポップ! | コスパ重視の初心者向けプランが豊富。WordPress簡単セットアップ対応 | 約550円~ | ○ 普通 | ○ チャット・メール対応 | ★★★☆☆ |
| さくらのレンタルサーバ | 老舗で信頼性が高く、長期運営にも強い。安定した稼働率が魅力 | 約524円~ | ○ 安定 | ○ メール対応 | ★★★☆☆ |
| カラフルボックス(ColorfulBox) | 東京・大阪の自動バックアップ機能が標準装備。コスパと機能性のバランスが良い | 約660円~ | ◎ 速い | ◎ チャット・メール対応 | ★★★★☆ |
ここまでの内容で、「サーバー選びは値段だけでは決められない」という点が伝わったと思います。
では、実際にどのサーバーを選べば安心して使えるのか。
ここでは、使ってきた中で「初心者でもトラブルなく使えた」と感じたサービスを中心に紹介します。
エックスサーバー(XSERVER)
国内でもっとも利用者が多く、安定性・速度・サポートの3拍子がそろった定番サーバーです。
WordPressのインストールもワンクリックで完了し、設定に迷うことがほとんどありません。
初心者でも直感的に操作できる管理画面は、本当に助かります。
私もブログを始めたばかりの頃に使っていましたが、アクセスが増えても落ちることがなく、表示速度も安定していました。
料金は月額990円ほどからですが、快適さを考えるとコスパはかなり高いです。
ConoHa WING(コノハウィング)
最近人気が急上昇しているサーバーで、「表示速度の速さ」に定評があります。
とくにWordPressブログに最適化されていて、テーマとの相性も良好。
操作画面もシンプルで、初めての人でもすぐ慣れます。
また、契約と同時にドメインが無料でついてくるキャンペーンをよく実施しているため、初期費用を抑えたい人にも向いています。
サブブログではConoHaを使っていますが、エックスサーバーと比べても速度差はほとんど感じませんでした。
mixhost(ミックスホスト)
スピード重視でブログを伸ばしたい人におすすめなのがmixhostです。
アダルトを含む幅広いジャンルに対応している点も特徴で、自由度の高さを求める人に向いています。
サポート体制はメール中心ですが、管理画面が直感的なので、慣れれば快適です。
特に、アクセスが多いブログやサイト運営を視野に入れている人には心強い選択肢でしょう。
どのサーバーを選ぶべきか迷ったら
最初の1つを選ぶなら「エックスサーバー」が間違いありません。
とにかく安定性が高く、トラブル対応も早い。
ConoHa WINGはコスパと操作性を重視する人、mixhostはスピード重視の人に向いています。
最初はどれを選んでも失敗にはなりにくいですが、「自分がどんなペースでブログを育てたいか」を基準にすると、後悔のない選択ができます。
契約前にやっておくといいこと(実践チェックリスト)
- 公式のトライアルや返金ポリシーを確認する
- 提供されるバックアップの保存期間と復元方法を確認する
- サポートの対応時間・窓口を確認する(チャットはあるか)
- PHPバージョンやMySQLのバージョン、SSHやSFTPの可否を確認する
- SSD対応か、キャッシュ機能やHTTP/2対応かを調べる
- 転送量・ディスク容量・inode上限などの制限を確認する
- ドメイン管理の利便性(無料独自ドメインやDNS管理)を確認する
- 可能ならデモサイトやトライアルで速度と操作感をチェックする
まとめ
レンタルサーバー選びは「将来の手間」を減らす投資です。
安さだけに惹かれると、あとで手間やストレスが増えて結局コスト以上の代償を払うことになります。
表示速度、サポート、バックアップ、プランの柔軟性といった基本を押さえて、自分の運営スタイルに合ったものを選ぶと失敗がぐっと減ります。
最後にひとつだけ。
完璧なサーバーは存在しません。
大切なのは「問題が起きたときに素早く対処できる態勢があるか」と「自分で対処するための最低限の知識を持つこと」です。
サーバーを見直しただけで執筆のストレスが減ることは本当にあるので、使っていて違和感があれば早めに見切りをつけて移動するのも手です。
どうしても迷うようなら、今の運営スタイルを教えてもらえれば、より具体的におすすめを絞って提案します。
👉 実際にサーバー選びで3回失敗した私のリアル体験談は、note記事で公開中です。
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最初の一歩を踏み出すきっかけにしてもらえたら嬉しいです。







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