ブログを再開して10日、アクセスがゼロ。
アナリティクスの数字は動かず、SNSでシェアしても反応がない。
この瞬間、心のどこかで「やっぱり今回もダメかもしれない」と思ってしまう人は多いと思います。
正直、私もそうでした。
ブログ歴こそ長くても、何度も挫折してきた元ノウハウコレクターです。
“楽して稼ぐ方法”を探して教材を渡り歩き、結局どれも続かない。
そんな時期を何度も繰り返してきました。
でも、今なら分かります。
最初の10日で「成果が出ない」のは、失敗でも才能のなさでもなく、ただの“静かな時期”なんです。
そしてこの静かな時期こそ、あとで大きく伸びる人と諦める人の分かれ道になります。
ここでは、ブログ初期に手ごたえがなくても折れずに進むための考え方と、私が実際にやって効果を感じた行動をまとめます。
同じように苦しんでいる再挑戦者にこそ、読んでほしい内容です。
ブログ初期に成果が出ないのはなぜ?
ブログ初期に成果が出ないのはなぜ?「静かな時期」の過ごし方や対処法を紹介
ブログを始めたばかりの頃、私が一番戸惑ったのは「反応がない」という静けさでした。
記事を書いても誰も読まない。
SNSで投稿しても、いいね一つつかない。
努力がまるで空気に消えていくような感覚です。
でも冷静に考えると、それは当然なんですよね。
新しく立ち上げたブログは、まだGoogleにもSNSにも認知されていません。
つまり、誰の目にも届いていないだけなんです。
SEOの世界では、検索エンジンが新しいサイトを正しく評価するまでに最低でも3ヶ月から半年はかかると言われています。
私のメンターも「最初の3ヶ月は無風が普通だよ」と笑っていました。
その言葉を聞いたとき、正直ホッとしました。
「自分がダメなんじゃない、ただ時期が早いだけなんだ」と気づいた瞬間、肩の力が抜けたのを覚えています。
ブログ初期の「静かな時期」の過ごし方



ブログ初期の「静かな時期」をどう過ごすか
この“静かな時期”は、ブログという植物で言えば「根を張る」時間です。
地面の下でしっかりと根を伸ばすからこそ、後で一気に芽が出る。
つまり、見えないところで積み上げる力が試されているのです。
ステップ1:データを「観察」する期間と割り切る
アクセスが少ない時期は、数字を見ても落ち込むだけです。
私も最初のころ、Googleアナリティクスを1日10回くらい開いては、「今日もゼロか…」とため息をついていました。
けれど、今振り返るとそれはまったく意味のない行動でした。
成果が出ない時期に大事なのは、数字を“評価”することではなく、“観察”することです。
たとえば、こんなことに注目していました。
自分の投稿ペースを維持できているか。
記事の構成が安定してきたか。
書くたびに改善点が見えているか。
この3つに意識を向けるようにすると、不思議と気持ちが落ち着きます。
なぜなら、これらはすべて“自分でコントロールできること”だからです。
以前の私は、「アクセス数」や「いいね数」といった“外側の結果”ばかり見ていました。
けれど、どれだけ見つめても結果は動かない。
むしろ焦って手が止まることが多かったです。
ある日メンターに、「今は数字じゃなくてリズムを作る時期だよ」と言われました。
その言葉をきっかけに、毎日同じ時間に書く習慣をつけました。
すると、最初は2時間かかっていた記事執筆が、いつの間にか1時間半でまとまるようになっていったんです。
この変化は小さいようで大きかった。
データを“見る”だけでなく、“自分の変化を観察する”ことが成長につながると気づいた瞬間でした。
観察の習慣が生む安心感
数字が動かない中でも、自分の中の変化を観察していると不思議と不安が薄れます。
なぜなら、“進んでいる実感”が得られるからです。
- アクセスはゼロでも、昨日より少し読みやすくなっている。
- 文章の流れがスムーズになった。
- タイトルの付け方がわかってきた。
そんな小さな積み重ねが、気づけば大きな自信になります。
ブログの世界では、成長のスピードより“続けるリズム”の方が大切です。
リズムを作る人が、結局最後まで走り抜けます。
ステップ2:小さな達成感を作る
ブログ初期に一番危険なのは、「努力が報われていない」と感じてしまうことです。
アクセスも収益もゼロだと、人間はどうしても“やる意味”を見失ってしまいます。
そんな時、私が救われたのが“小さな達成感”を積み上げる方法でした。
私は以前、完璧主義で「1記事書くなら完璧に仕上げたい」と思っていました。
でも、そう思えば思うほど書けなくなる。
それでメンターに「完璧より継続。まずは“できた”を数えよう」と言われたんです。
それからは、目に見える進捗を意識的に作るようにしました。
たとえば、「今日は見出しを3つ整えた」「10記事書いた」「投稿カレンダーが2週間続いた」など。
どんなに小さなことでも、“できた”をカウントすると不思議と前向きになれます。
SNS投稿も同じです。
反応がなくても、「今日も発信した」という事実が積み重なる。
それが習慣になってくると、結果が出なくても“行動が成果”に変わる感覚を持てるようになりました。
進捗を“見える化”する効果
ブログって、孤独なんですよね。
誰かに褒められることもないし、フィードバックもほとんどない。
だからこそ、進捗を自分で“見える化”することが大切なんです。
私は壁に手書きのカレンダーを貼って、記事を書いた日は赤ペンで丸をつけていました。
1日1日、丸が増えていくのを見るのが楽しくて、まるでゲームのように続けられたんです。
10日連続で丸が並んだ時、数字ではなく「継続できた自分」に誇りを持てました。
たとえアクセスがゼロでも、確実に“積み上げ”は起きています。
この積み上げを可視化できる人は、最初の壁を越える力を持っています。
ステップ3:静かな時期に「見直し習慣」を入れる
アクセスが伸びない時期にこそやるべきことがあります。
それが「土台の見直し」です。
私が特に意識しているのは、キーワード、構成、タイトルの3つ。
どれも地味ですが、この3つを整えるだけで伸び方がまったく違ってきます。
まず、キーワード選定。
私は以前、なんとなく思いついたテーマで記事を書いていました。
でも、それでは誰の悩みにも届かない。
ラッコキーワードを使って検索意図を調べ、実際に検索上位の記事を分析するようになってから、明らかに読まれやすくなりました。
次に記事構成。
テンプレートを固定することで、毎回ゼロから悩む時間が減ります。
私の場合は、「リード文→問題提起→原因→解決策→まとめ」という流れをベースにしています。
型を持つことで、内容に集中できるようになりました。
そしてタイトル。
メンターから「タイトルが9割」と教えられたことがあります。
実際、同じ内容でもタイトルを変えるだけでクリック率が倍になったこともありました。
静かな時期にタイトル研究をしておくと、後のアクセス伸長が加速します。
見直しの習慣が“成長の種”を育てる
アクセスがないときほど、「どうせ誰も読んでいない」と思いがちです。
でも、その時期に磨いた基礎が、のちの爆発を支えます。
たとえば私が以前書いた記事は、最初の3ヶ月ほとんど読まれませんでした。
でも半年後、あるキーワードで検索1位を取ったんです。
その時は驚きました。
見直しながらコツコツ書いた記事が、ようやく花開いた瞬間でした。
静かな時期に「見直し習慣」を入れると、自分のブログに愛着が湧いてきます。
「今はまだ芽が出ていないけど、確実に育っている」
そう思えると、焦りよりも安心感が勝つようになります。
ブログ初期の「静かな時期」の対処法
ここで、私が“静かな時期”に実際にやって成果につながった対処法をいくつか紹介します。
| 対処法 | 実践のポイント | 効果・気づき |
|---|---|---|
| 過去記事のタイトルを1つだけ改善 | 毎週1本、古い記事のタイトルを具体的な言葉に変更する。「◯◯のコツ」→「3ヶ月続けるための◯◯習慣」など | CTR(クリック率)が約2倍に上昇。タイトルの重要性を実感した |
| 公開翌日に1日遅れでリライト | 記事をアップした翌日に冷静な目で読み返す。誤字や構成のズレを修正 | 記事の完成度が上がり、滞在時間も改善した |
| 記事を音読する | スマホ録音アプリを使って自分の声で読む。リズムや文の長さを確認 | 読みやすさが向上し、文章のクセにも気づけた |
| 執筆前の5分ノート | 書く前に「誰に向けて書くのか」を1行メモする | ターゲットが明確になり、迷いが減って筆が止まらなくなった |
| メンターへの週1報告 | 毎週、書いた記事URLをメンターに送りフィードバックをもらう | 修正力が鍛えられ、方向性のブレが減った |
どれも特別なスキルはいりませんが、やってみると確実に効いてきます。
続けるほど、地味な行動が後の伸びにつながるのを実感しました。
過去記事のタイトルを「1つだけ」改善する
まず、一番効果を感じたのは「過去記事のタイトルを1つだけ改善する」という習慣です。
私は最初の頃、タイトルを“適当につけていた”んですよ。
たとえば「ブログ継続のコツ」みたいな、なんとなくそれっぽいタイトル。
でもメンターから「タイトルは記事の看板だ」と言われ、思い切って変えてみました。
具体的には「ブログ継続のコツ」から「ブログを3ヶ月続けるために必要な3つの習慣」に変更。
たったそれだけで、クリック率(CTR)が約2倍になったんです。
この時、「中身よりタイトルの方が先に仕事をしてくれるんだ」と実感しました。
検索ユーザーは記事を読む前に“タイトルだけ”で判断します。
だから、最初の1行を磨くことが、アクセスゼロ期の最初の一歩なんです。
タイトル改善を「1週間に1本」ペースで続けていくと、どの記事が伸びやすいかも見えてきます。
数字が動かない時期こそ、タイトルを遊びながら試すのがおすすめです。
記事公開の翌日に「1日遅れでリライト」
次に効果があったのが、「公開した記事を翌日リライトする」習慣です。
公開直後は達成感が先に来て、どうしても冷静に読めない。
でも翌日読み返すと、誤字脱字や流れの悪さがすぐに目につきます。
私はこれを“1日遅れルール”と呼んでいました。
1日寝かせるだけで、まるで他人の記事を読んでいるような感覚になる。
その状態で「ここ、ちょっとくどいな」とか「この順番、逆のほうがいいな」と気づけるんです。
最初は少し面倒に感じましたが、これを続けるうちに文章の精度が目に見えて上がりました。
しかも、後からの手直しが減るので、結果的に効率も良くなりました。
ブログって、“書いて終わり”じゃなく、“直して完成”なんですよね。
このリライト習慣が定着してから、読者の滞在時間も伸びていきました。
声に出して「音読チェック」
三つ目は、音声で記事を読む練習。
これは本当におすすめです。
私は自分の部屋で、完成した記事をスマホの音声録音アプリを使って声に出して読んでいました。
最初はちょっと恥ずかしいですが、読んでみると「テンポが悪い」「文が長すぎる」といった問題点がすぐにわかります。
文章を“話す感覚”で整えると、リズムが自然になって読まれやすくなる。
特にブログは、SNSやスマホで読む人が多いので、テンポが命なんです。
私はこの音読を始めてから、「前よりスラスラ読める」と言われるようになりました。
しかも、自分の声で読み上げると、文章の“クセ”にも気づけます。
たとえば「つまり」「でも」など、同じ接続詞を連発していたり。
“書く力”は、“話す感覚”に近い。
この一言を実感したのは、まさに音読練習の効果でした。
執筆前の「5分ノート」
四つ目は、朝の執筆前に5分だけノートを書くこと。
この習慣は、思っていた以上に記事の質を安定させてくれました。
私は書く前に「今日は誰に向けて書くのか」を1行だけメモしていました。
たとえば「ブログを再開したけどアクセスがゼロで落ち込んでいる人」など。
この一文があるだけで、途中で迷わなくなるんです。
以前は「何を書けばいいか分からない」と筆が止まっていましたが、ターゲットが明確になると不思議と筆が進みました。
読者像を描くことで、言葉の温度も変わる。
結果的に、SNSで共感コメントをもらえることも増えました。
“誰に向けて書くか”を最初に決める。
たった5分のメモで、記事全体の方向性がブレなくなる。
これは地味ですが、長く書き続けるための支えになります。
メンターへの「週1報告」
最後は、メンターに1週間ごとに記事URLを報告していたこと。
これは私にとって、ブログを続ける一番の支えでした。
独学の頃は、全部を自分で判断していました。
でも、自分では“良い”と思った記事でも、他人から見ると伝わりづらいことが多い。
メンターにURLを送ると、毎回「このタイトルは検索意図がずれている」「導入が長い」と具体的な指摘をもらえました。
最初は正直、落ち込みました。
でも、その修正を繰り返すうちに、文章の方向性が少しずつ整っていったんです。
「自分の感覚で完結させない」こと。
これが、伸び悩みから抜け出す一番の近道でした。
メンターの存在は、数字よりも“継続の原動力”になりました。
報告する相手がいるだけで、自然と手が止まらなくなるんですよね。
この五つを実践してから、ブログ全体の伸び方が明らかに変わりました。
特に「タイトル改善」と「声出しリライト」は、初心者ほど効果が出やすいです。
アクセスゼロ期の焦りを“手応え”に変えるには、結果を追うよりも、“行動の質”を上げることが先です。
そして、それを楽しむ余裕を少しでも持てると、ブログは一気に伸び始めます。
私自身、ここを抜けたあとから急に記事が評価されるようになりました。
それまでは静かだったのに、ある日を境にポンと数字が動く。
あの瞬間は今でも忘れられません。
まとめ
ブログ初期の“手ごたえゼロ期”は、誰にでも訪れます。
むしろ、それを経験せずに伸びる人はいません。
私自身、過去に何度もこの“静かな時期”で挫折してきました。
でも、今は違います。
この時期こそ、次の成長を準備する大切なフェーズだと分かっているからです。
焦る必要はありません。
結果は、積み上げた努力が見える形になるまで時間がかかるだけです。
その間にできることを淡々と続けましょう。
静かな時期を“停滞”と見るか、“成長の助走”と見るか。
その違いが、半年後、1年後の結果を大きく変えます。
私のブログも、最初の3ヶ月はアクセスがゼロでした。
でも、書き続け、見直し、積み上げた結果、半年後には検索から安定的に流入が来るようになりました。
その頃には、書くことが自然と習慣になっていました。
“静かな時期”は、決して無駄ではありません。
この時間の中で、ブログは確実に育っています。
あの時、諦めずに続けた自分を今でも誇りに思います。
だから、もし今あなたが「何も起きない」と感じているなら、それは正しい道を歩いている証拠です。
焦らず、自分のペースで積み上げていきましょう。
必ずその努力は形になります。
この“ゼロ期”を実際にどう乗り越えたか、リアルな心の変化をnoteで書いています。
興味のある方は、そちらも読んでみてください。
「ブログ再挑戦者のための挫折しないマインド5選」をLINEで配布しています。
最初の一歩を踏み出すきっかけにしてもらえたら嬉しいです。





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